マッキー相談事務所
メッセージ10文字。

昼餉ひるげののち、師父しふが道ばたの松の樹の下でしばらく憩いこうておられる間、悟空ごくうは八戒はっかいを近くの原っぱに連出して、変身の術の練習をさせていた。
「やってみろ!」と悟空が言う。「竜りゅうになりたいとほんとうに思うんだ。いいか。ほんとうにだぜ。この上なしの、突きつめた気持で、そう思うんだ。ほかの雑念はみんな棄すててだよ。いいか。本気にだぜ。この上なしの・とことんの・本気にだぜ。」
「よし!」と八戒は眼を閉じ、印いんを結んだ。八戒の姿が消え、五尺ばかりの青大将あおだいしょうが現われた。そばで見ていた俺おれは思わず吹出してしまった。
「ばか! 青大将にしかなれないのか!」と悟空が叱しかった。青大将が消えて八戒が現われた。「だめだよ、俺おれは。まったくどうしてかな?」と八戒は面目なげに鼻を鳴らした。
「だめだめ。てんで気持が凝こらないんじゃないか、お前は。もう一度やってみろ。いいか。真剣に、かけ値なしの真剣になって、竜になりたい竜になりたいと思うんだ。竜になりたいという気持だけになって、お前というものが消えてしまえばいいんだ。」
 よし、もう一度と八戒は印を結ぶ。今度は前と違って奇怪なものが現われた。錦蛇にしきへびには違いないが、小さな前肢まえあしが生えていて、大蜥蜴おおとかげのようでもある。しかし、腹部は八戒自身に似てブヨブヨ膨ふくれており、短い前肢で二、三歩匍はうと、なんとも言えない無恰好ぶかっこうさであった。俺はまたゲラゲラ笑えてきた。
「もういい。もういい。止やめろ!」と悟空が怒鳴る。頭を掻かき掻き八戒が現われる。
悟空。お前の竜になりたいという気持が、まだまだ突きつめていないからだ。だからだめなんだ。
八戒。そんなことはない。これほど一生懸命に、竜になりたい竜になりたいと思いつめているんだぜ。こんなに強く、こんなにひたむきに。
悟空。お前にそれができないということが、つまり、お前の気持の統一がまだ成っていないということになるんだ。
八戒。そりゃひどいよ。それは結果論じゃないか。
悟空。なるほどね。結果からだけ見て原因を批判することは、けっして最上のやり方じゃないさ。しかし、この世では、どうやらそれがいちばん実際的に確かな方法のようだぜ。今のお前の場合なんか、明らかにそうだからな。

スタッフ紹介

〇〇太郎

弁護士 〇〇 太郎

出身:東京都港区西新橋
生年月日:1970年4月
学歴:●●大学法学部 卒業

悟空によれば、変化へんげの法とは次のごときものである。すなわち、あるものになりたいという気持が、この上なく純粋に、この上なく強烈であれば、ついにはそのものになれる。なれないのは、まだその気持がそこまで至っていないからだ。法術の修行とは、かくのごとく己おのれの気持を純一無垢むく、かつ強烈なものに統一する法を学ぶに在ある。この修行は、かなりむずかしいものには違いないが、いったんその境に達したのちは、もはや以前のような大努力を必要とせず、ただ心をその形に置くことによって容易に目的を達しうる。これは、他の諸芸におけると同様である。変化へんげの術が人間にできずして狐狸こりにできるのは、つまり、人間には関心すべき種々の事柄があまりに多いがゆえに精神統一が至難であるに反し、野獣は心を労すべき多くの瑣事さじを有もたず、したがってこの統一が容易だからである、云々うんぬ

業務内容

マッキー相談事務所では、
広く紛争の予防、早期解決をめざし、
下記の業務を行っております。

●●●●相談

悟空ごくうは確かに天才だ。これは疑いない。それははじめてこの猿さるを見た瞬間にすぐ感じ取られたことである。初め、赭顔あからがお・鬚面ひげづらのその容貌ようぼうを醜いと感じた俺おれも、次の瞬間には、彼の内から溢あふれ出るものに圧倒されて、容貌のことなど、すっかり忘れてしまった。

●●●●業務

今では、ときにこの猿の容貌を美しい(とは言えぬまでも少なくともりっぱだ)とさえ感じるくらいだ。

●●●●●●処理

その面魂つらだましいにもその言葉つきにも、悟空が自己に対して抱いている信頼が、生き生きと溢あふれている。この男は嘘うそのつけない男だ。

●●紛争

誰に対してよりも、まず自分に対して。この男の中には常に火が燃えている。豊かな、激しい火が。その火はすぐにかたわらにいる者に移る。彼の言葉を聞いているうちに、自然にこちらも彼の信ずるとおりに信じないではいられなくなってくる。

●●事件

彼のかたわらにいるだけで、こちらまでが何か豊かな自信に充みちてくる。彼は火種ひだね。世界は彼のために用意された薪たきぎ。世界は彼によって燃されるために在る。

●●法務

我々にはなんの奇異もなく見える事柄も、悟空の眼から見ると、ことごとくすばらしい冒険の端緒だったり、彼の壮烈な活動を促うながす機縁だったりする。

YY事件

もともと意味を有もった外そとの世界が彼の注意を惹ひくというよりは、むしろ、彼のほうで外の世界に一つ一つ意味を与えていくように思われる。

●●・●●業務

彼の内なる火が、外の世界に空むなしく冷えたまま眠っている火薬に、いちいち点火していくのである。探偵の眼をもってそれらを探し出すのではなく、詩人の心をもって(恐ろしく荒っぽい詩人だが)彼に触れるすべてを温あたため、(ときに焦こがす惧おそれもないではない。)そこから種々な思いがけない芽を出させ、実を結ばせるのだ。

その他

だから、渠かれ・悟空ごくうの眼にとって平凡陳腐ちんぷなものは何一つない。

相談費用の種類

●●相談 ……牛魔王一匹の香※(「けものへん+章」、第3水準1-87-80)こうしょうと変じ悠然ゆうぜんとして草を喰くらいいたり。
●●●●●● 悟空ごくうこれを悟り虎とらに変じ駈かけ来たりて香※(「けものへん+章」、第3水準1-87-80)を喰わんとす。牛魔王急に大豹だいひょうと化して虎を撃たんと飛びかかる。
●●● 悟空これを見て※(「けものへん+俊のつくり」、第3水準1-87-75)猊からししとなり大豹目がけて襲いかかれば、牛魔王、さらばと黄獅きじしに変じ霹靂へきれきのごとくに哮ほえたけって※(「けものへん+俊のつくり」、第3水準1-87-75)猊からししを引裂かんとす。
●●● 悟空このとき地上に転倒すと見えしが、ついに一匹の大象となる。鼻は長蛇ちょうだのごとく牙きばは筍たかんなに似たり。
●●● 牛魔王堪えかねて本相を顕あらわし、たちまち一匹の大白牛はくぎゅうたり。
●●● 頭は高峯こうほうのごとく眼は電光のごとく双角は両座の鉄塔に似たり。
●●● 頭より尾に至る長さ千余丈、蹄ひづめより背上に至る高さ八百丈。大音に呼ばわって曰いわく、※(「にんべん+爾」、第3水準1-14-45)なんじ悪猴わるざる今我をいかんとするや。

相談料等

●●●相談●分ごとに●円
●●●悟空また同じく本相を顕あらわし、大喝だいかつ一声するよと見るまに、身の高さ一万丈、頭かしらは泰山たいざんに似て眼は日月のごとく、口はあたかも血池にひとし。
●●●奮然鉄棒を揮ふるって牛魔王を打つ。
●●●牛魔王角つのをもってこれを受止め、両人半山の中にあってさんざんに戦いければ、まことに山も崩れ海も湧返わきかえり、天地もこれがために反覆はんぷくするかと、すさまじかり。
●●●事業者 :月額●万円以上
非事業者:年額●万円以上
●●●半日(往復●時間を超え●時間まで):
●万円以上●万円以下
1日(往復●時間を越える場合)  :
●万円以上●万円以下
●●●●●●●●●
●万円以下の部分X%Y%
●万円を超え、●万以下の部分X%Y%
●万円を超え、●億円以下の部分X%Y%
●億円を越える部分X%Y%

お問合せ

事務所名 :マッキー相談事務所
代表弁護士:〇〇太郎
連 絡 先:03-5777-1141(電話)
住   所:〒105-0003
      東京都港区西新橋3-4-2
アクセス :JR新橋駅徒歩10分

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